はじめに:バイクブーツに求められる“二刀流”の時代
近年のライダー事情は、走行性能だけでなく“街乗りにも馴染むスタイル”が求められるようになってきました。ツーリング先でそのままカフェに入れる、歩いて観光もできる、そんな“オンもオフもこなすギア”が注目されています。そんな流れの中で登場したのが、AVIREXの「YAMATO(AV2100)」ライダースブーツ。ミリタリー由来のブランドが放つこの一足は、武骨さと実用性を兼ね備えた“履く覚悟”を試すブーツです。

- はじめに:バイクブーツに求められる“二刀流”の時代
- メリット3選:YAMATOが持つ“地に足ついた魅力”
- デメリット3選:YAMATOにも“履きこなしの儀式”がある
- 私見:このブーツ、まるで“戦場帰りの相棒”だった
- まとめ:YAMATOは“覚悟を履く”ブーツ
メリット3選:YAMATOが持つ“地に足ついた魅力”
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オイルドレザーの質感と耐久性 硬めの仕上がりながら、履き込むほどに足に馴染む。色移りしにくく、ソックスへの配慮もされている。
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サイドジップ+レースアップの二重構造 着脱のしやすさとフィット感を両立。走行中の安定感と、街歩きの快適さを両立する設計。
デメリット3選:YAMATOにも“履きこなしの儀式”がある
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革が硬めで慣らしに時間がかかる 新品時は足に馴染むまで時間が必要。最初の数回は“修行”と割り切る覚悟が必要。
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甲と幅がやや狭めの設計 足の形によってはサイズ選びが難しく、0.5〜1.0cmアップが推奨されるケースも。試着できないと不安要素に。
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デザインが無骨で好みが分かれる ミリタリー調の重厚感は魅力だが、軽快さを求める人には重たく感じることも。ファッション性は“男前”寄り。
私見:このブーツ、まるで“戦場帰りの相棒”だった
YAMATOは、履いた瞬間から「お前、ただのブーツじゃないな」と感じさせる存在感がある。革の硬さ、重厚なフォルム、そしてサイドジップの無骨さ。まるで“戦場帰りの相棒”が「今日も頼むぞ」と語りかけてくるようだ。
履き始めは確かに硬い。足首が「え、これ曲がるの?」と戸惑うほど。でも数回のツーリングを経て、革が馴染み、足に吸い付くようになったとき、YAMATOは“ただのブーツ”から“信頼できる相棒”へと進化する。
サイドジップは、朝の出発前に「よし、行くか」と気合を入れる儀式のよう。レースアップで締めると、足元が“戦闘モード”になる。街歩きでも違和感なく、カフェの床を踏みしめるたびに「俺はライダーだ」と思い出させてくれる。
ただし、サイズ選びは慎重に。甲高・幅広の人は、ワンサイズ上を選ぶのが吉。革の硬さも含めて、“履きこなしの儀式”を楽しめる人にこそ、このブーツは真価を発揮する。
まとめ:YAMATOは“覚悟を履く”ブーツ
AVIREX YAMATO(AV2100)は、単なるライダースブーツではない。履くことでライダーとしての“覚悟”を問われる一足だ。硬さも重さも、すべては“信頼”に変わる。街でも峠でも、足元から自分を鼓舞してくれる。そんなブーツを探しているなら、YAMATOはきっと応えてくれるだろう。