ツーリングライダー向けライディングブーツ選び

難しいラインディングブーツ選び

バイクに乗る上で、安全性と快適性を大きく左右するライディングブーツ選び。こだわりの一足を見つけたいけれど、いざ選ぶとなると「どんなデザインが自分のバイクに合うのか?」「自分の足に合うのはどれ?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

実は、ライディングブーツは、生産国によっても、そして同じ生産国でもメーカーによって、そのサイズ感や履き心地が驚くほど違うんです。例えば、欧米製は甲高・幅狭の傾向があったり、中国製は比較的ゆったりとした作りが多いと言われたり。もちろん、日本製ならではの繊細なフィット感も魅力ですよね。

さらに、どんなバイクに乗り、どんなシチュエーションで使うのかによっても、選ぶべきブーツは変わってきます。街乗りがメインなのか、ツーリングで長距離を走るのか、あるいはサーキット走行を楽しむのか。それぞれの用途に最適な機能やデザインがあるんです。

この記事では、ツーリング用途にメインを起き、あなたにとって最高の相棒を見つけるためのヒントをお届けします。ぜひ最後までお付き合いください!

知っておきたい!生産国別ライディングブーツの特徴

ライディングブーツを選ぶ際、デザインや機能性はもちろん重要ですが、実は生産国によってもその特性が大きく異なることをご存知でしょうか?ここでは、欧米製、日本製、中国製のブーツに見られる一般的な傾向について解説していきます。

情熱と伝統が息づく:欧米製ブーツ

主にイタリアやアメリカ、イギリスなどで生産される欧米製のブーツは、堅牢な作りと、長年培われた技術による高い品質が特徴です。

フィット感: 一般的に、甲が高め、幅が狭めに作られていることが多いです。

これは、欧米人の足の形状に合わせた設計と言えるでしょう。そのため、足の甲が高い方や、普段細身の靴を履く方にはフィットしやすいかもしれません。欧州メーカーを選ぶ際はこの足幅によっては一つ大きめのサイズのほうがフィットする場合が多いと思います。実際、私もそのようにしてます。
素材: 厚手のレザーを使用し、耐久性に優れているモデルが多い傾向にあります。使い込むほどに足に馴染み、独特の風合いが出てくるのも魅力の一つです。
デザイン: トラディショナルで重厚感のあるデザインが多く見られます。一方で、最新の技術を取り入れた、アグレッシブなデザインのモデルも存在します。
その他: プロテクション性能を重視したモデルが多く、レースや本格的なツーリングに適しているものが多いです。

主な欧州メーカーの代表的なブーツ

繊細な技術と快適性:日本製ブーツ

日本の職人技術によって作られる日本製ブーツは、丁寧な作りと、日本人の足に合わせた快適な履き心地が魅力です。

フィット感: 欧米製に比べると、甲の高さや足幅が標準的なものが多いです。日本人の足の形状を考慮した設計で、多くの方が比較的抵抗なく履けるでしょう。
素材: 高品質なレザーはもちろん、通気性や防水性など、機能性に優れた素材を使用しているモデルも豊富です。
デザイン: シンプルで飽きのこないデザインが多く、普段使いしやすいのが特徴です。近年では、よりスタイリッシュなデザインのモデルも増えています。
その他: 細部にまでこだわった丁寧な作りで、長期間の使用にも耐えうる耐久性を持つ製品が多いです。

ただこだわりが強い分、コストは跳ね上がります。世お父さん方によっては高嶺の花になる場合も。

主な日本メーカーの代表的なブーツ

コストパフォーマンスと多様性:中国製ブーツ

近年、技術力が向上している中国製のブーツは、比較的リーズナブルな価格と、幅広いデザインや機能性を持つことが特徴です。

フィット感: メーカーやモデルによって大きく異なりますが、比較的ゆったりとした作りのものが多い傾向があります。足幅が広めの方にとっては選択肢の一つとなるでしょう。しかし、中にはサイズ感が小さめのところもあり、こればかりは企画とおいつされていないのかもしれません。難しい選択となります。
素材: 合成皮革やナイロンなど、多様な素材が用いられています。価格帯によって素材の質に差が見られることがあります。
デザイン: トレンドを取り入れた、多様なデザインのモデルが存在します。手頃な価格で様々なスタイルを楽しみたい方におすすめです。
その他: 近年では、安全性や機能性を向上させた高品質なモデルも登場してきています。ただし、品質にはばらつきがある場合もあるため、注意が必要です。

シーズンで変わる快適性!夏用 vs 冬用ツーリングブーツ徹底比較

バイク乗りにとって、足元を快適に保つことは安全なライディングに不可欠です。特にツーリングでは、季節によって気温や天候が大きく変わるため、ブーツ選びも慎重に行う必要があります。今回は、夏用と冬用のツーリングブーツの違いを徹底的に比較し、それぞれの特徴や選び方のポイントを解説します。

夏用ツーリングブーツ:涼しさと快適性を追求

夏のツーリングは、暑さとの戦いでもあります。夏用ブーツは、いかにライダーの足を涼しく、快適に保つかに重点が置かれています。

通気性: 最も重要なポイントです。メッシュ素材やパンチング加工されたレザーを多用し、走行風を取り込みやすくしています。これにより、ブーツ内の蒸れを防ぎ、不快感を軽減します。
軽量性: 厚手の素材を避け、軽量な素材を使用することで、足の動きやすさを確保しています。長距離のツーリングでは、ブーツの重さが疲労に繋がるため、軽量であることは大きなメリットです。
防水性・透湿性: 夏場は突然の雨に見舞われることもあります。そのため、防水性は備えつつ、内部の蒸気を बाहरに逃がす透湿性を持つ素材が理想的です。ゴアテックスなどの高機能素材が採用されているモデルもあります。
プロテクション: 軽量化されつつも、くるぶしや足首、つま先、かかとなど、必要な部分にはしっかりとプロテクターが内蔵されています。安全性は季節を問わず重要です。
ソールの通気性: インソールにも通気孔を設けたり、吸汗速乾性に優れた素材を使用したりすることで、ブーツ内の快適性を高めています。
選び方のポイント:

試着して通気性を確認する: 店内で履いてみて、空気の流れを感じられるか確認しましょう。
軽量であるか確認する: 実際に履いて歩いてみて、重さを感じないか確認しましょう。
防水性と透湿性のバランスを考慮する: ゲリラ豪雨などにも対応できるよう、ある程度の防水性があると安心です。

夏用としておすすめなライディングブーツ

冬用ツーリングブーツ:暖かさと防寒性を重視

冬のツーリングは、寒さ対策が最重要課題となります。冬用ブーツは、ライダーの足を冷えから守り、快適なライディングを提供するために様々な工夫が凝らされています。

保温性: 厚手の断熱素材や起毛素材を内側に使用することで、高い保温性を確保しています。これにより、走行中の冷たい風から足を守り、体温の低下を防ぎます。
防風性: 冷たい風をシャットアウトするために、防風性の高い素材を使用したり、ブーツの構造を工夫したりしています。風の侵入を防ぐことで、体感温度の低下を抑えます。
防水性: 冬場は雨だけでなく、雪や凍結した路面など、足元が濡れるリスクが高まります。そのため、高い防水性は必須です。透湿性も備わっていると、ブーツ内の蒸れを軽減し、快適性を保てます。
グリップ力: 低温下や雪道、凍結路面でも滑りにくい、特殊なパターンのソールを採用しているモデルがあります。安全な走行をサポートする重要な要素です。
プロテクション: 夏用と同様に、くるぶしや足首、つま先、かかとなど、必要な部分にはプロテクターが内蔵されています。

冬用におすすめなライディングブーツ

【10年愛用者が語る】「elf SYNTHESE 14」が私のライディングライフに欠かせなかった

ここまで色んなメーカーや季節の快適性を見てきましたが、私が10年もの間、愛用し続けていた「elf SYNTHESE 14(エルフ シンテーゼ14)」の魅力を、熱い想いを込めてご紹介したいと思います。

一度履いたら忘れられない、吸い付くようなフィット感

初めてSYNTHESE 14に足を入れた時の感動は、今でも鮮明に覚えています。まるでオーダーメイドしたかのように、私の足に吸い付くようなフィット感。長年、様々なブーツを試してきましたが、これほどまでにしっくりとくるブーツは初めてでした。日本人の足型を熟知した設計だからこそ実現できる、この絶妙なフィット感は、長時間履いても疲れにくい大きな理由の一つです。

気候の変化にも対応してくれる、頼れる防水性能

ツーリングに出かけると、予期せぬ雨に見舞われることもありますよね。SYNTHESE 14は、ある程度の防水性能も備わっているので、多少の雨なら安心して走行できます。もちろん、本格的な雨天走行には専用のレインブーツが推奨されますが、急な雨でも慌てることなく、目的地まで辿り着けるのは本当に心強いです。長年の使用で防水性能は徐々に低下するものの、それでも他のシューズに比べれば安心感があります。

街乗りからツーリングまで、どんなシーンでも快適

SYNTHESE 14の素晴らしいところは、その汎用性の高さです。スタイリッシュなデザインは街乗りにも自然に溶け込みますし、適度なホールド感と歩きやすさは、ツーリング先での散策も快適にサポートしてくれます。バイクを降りた後も、普通のシューズと変わらない感覚で歩けるのは、本当に助かります。

10年間履き続けて実感する、その耐久性と信頼性

10年間、様々な路面や天候の中を共に走ってきましたが、SYNTHESE 14は今も現役です。もちろん、使用に伴う傷や汚れはありますが、基本的な機能は全く衰えていません。高品質な素材と丁寧な作りが、この耐久性を支えているのだと思います。一つのものを長く大切に使う喜びを、このブーツは教えてくれました。

進化し続けるSYNTHESEシリーズへの期待

私が愛用しているSYNTHESE 14は、既に生産が終了しているモデルかもしれません。しかし、その後継モデルであるSYNTHESEシリーズも、きっとこの快適さと信頼性を引き継いでいることでしょう。長年愛用してきた私だからこそ、その進化に大きな期待を寄せています。

【掘り出し物発見!】思わぬ出会いが最高だった「SIERRA DESIGNS SD5012」インプレッション

先日、たまたま近くのバイク用品店に立ち寄ったところ、目に飛び込んできたのが「SIERRA DESIGNS SD5012 シェラデザイン ダイヤル式ハイカットスポーツ」でした。

アウトドアブランドとして名高いシェラデザインが、こんなスタイリッシュなバイク用シューズを出しているとは、正直ノーマーク。しかし、その意外な出会いが、私の足元に新たな快適性をもたらしてくれたのです。

足を入れた瞬間の心地よさ - これは侮れない!
バイク用品店で何気なく手に取り、試着してみたSD5012。第一印象は「おっ?」という驚きでした。日本製とまではいかないまでも、足を入れた瞬間に感じる心地よさが、想像以上だったのです。ハイカットでありながら圧迫感がなく、足全体を優しく包み込むようなフィット感は、長時間のライディングでも疲れを軽減してくれそうです。普段履きのスニーカーのような感覚に近いかもしれません。ただ、横幅は他の欧米製と同じく多少狭いのでワンサイズ上でちょうど良かったです。

主張しすぎない、でも目を引くデザインセンス

バイク用品って、どうしてもゴツゴツしたデザインが多いイメージですが、SD5012は悪くないデザインセンスを持っています。アウトドアブランドらしいシンプルで洗練されたフォルムに、程よくアクセントとなるカラーリング。私のバイクのスタイルにもすんなりと馴染んでくれそうです。派手さはないけれど、どこか惹かれる、そんな魅力的なデザインだと感じました。

驚きの価格設定 - コストパフォーマンス高すぎ!

そして何より驚いたのが、その価格です。RSタイチをはじめとする有名バイク用品メーカーのシューズと比較してみると、SD5012は明らかに手が届きやすい価格帯に設定されています。「この履き心地で、このデザインで、この価格なら…」と、心の中でソロバンを弾いてしまいました(笑)。コストパフォーマンスの高さは、間違いなくこのシューズの大きな魅力の一つでしょう。

ダイヤル式で簡単フィット - グローブをしたままでも楽々

SD5012のもう一つの特筆すべき点は、ダイヤル式のクロージャーシステムを採用していること。これにより、グローブを着用したままでも、簡単にフィット感を調整できるのです。走行中に少し緩めたい時や、停車してすぐに締め直したい時など、ワンアクションで済むのは本当に便利。細かい部分への配慮が光ります。

普段使いもできそうなポテンシャル

たまたま見つけた「SIERRA DESIGNS SD5012 シェラデザイン ダイヤル式ハイカットスポーツ」。期待以上の履き心地、悪くないデザイン、そして魅力的な価格設定。これはまさに掘り出し物でした。本格的なスポーツライディングはもちろん、街乗りやちょっとしたツーリングにも活躍してくれそうです。普段使いもできそうなデザインなので、バイクに乗らない時でもついつい履いてしまいそう。

もし、あなたも「ちょっと良いライディングシューズを探しているけど、価格も気になる…」と思っているなら、ぜひ一度「SIERRA DESIGNS SD5012」をチェックしてみてください。きっと、私のように思わぬ出会いに心を奪われるかもしれませんよ!

まとめ:あなたにとって最高の相棒を見つけよう

ライディングブーツ選びは奥深く、迷うことも多いかもしれません。しかし、この記事を参考に、生産国や季節、そして実際に使ってみた人の声を参考にすることで、きっとあなたにとって最高の相棒が見つかるはずです。ぜひ、 このブログを参考に、安全で快適なツーリングライフを送ってください!