はじめに:スマホホルダーは“走りの質”を左右する時代へ
バイクに乗るスタイルが多様化する中で、スマホの役割はナビゲーション、音楽、連絡手段と、もはや“第2のメーター”と言っても過言ではありません。特に近年のスマホは高性能化が進み、カメラユニットの繊細さが増したことで、振動による故障リスクが現実的な問題になってきました。
そんな時代背景の中で登場したのが、ラムマウントの「防振Xグリップ(M)スマホホルダー」。アメリカ発の堅牢なマウントシステムに、振動吸収機構を加えたこのモデルは、スマホを守る“盾”として注目されています。

- はじめに:スマホホルダーは“走りの質”を左右する時代へ
- 防振Xグリップ(M)スマホホルダーのメリット、デメリット
- ✍️私見:振動対策の“最終兵器”は、意外と地味だった
- 🏁まとめ:スマホを守るなら“振動”から守れ

防振Xグリップ(M)スマホホルダーのメリット、デメリット
✅メリット
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高周波振動を吸収する9個のラバーダンパー構造で、スマホのカメラ故障リスクを軽減
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Xグリップ構造により、スマホケースを付けたままでもしっかりホールドできる
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ボールジョイント式で角度調整が自在、好みのポジションにセットしやすい
⚠️デメリット
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側面にスイッチがあるスマホは、Xグリップのアームと干渉することがある
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パーツ構成が複雑で、初心者には選び方がやや難解
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ベース・アーム・ホルダーが別売りの場合もあり、価格が割高に感じることも
✍️私見:振動対策の“最終兵器”は、意外と地味だった
ラムマウントのXグリップは、見た目こそシンプルですが、実際に使ってみると「これ、地味にすごいな…」と唸らされる構造です。まず、スマホを挟むX型のアーム。バネの力でガッチリ固定されるのに、着脱は片手でスッとできる。この“ガッチリなのに軽快”という矛盾を成立させているのが、まさに職人芸。
そして今回の防振モデル。六角形のボディの中に9個のラバーダンパーが配置されていて、エンジンのアイドリングから高回転域まで、微振動を吸収してくれる。スマホの画面が揺れないので、ナビの視認性も抜群。しかも、タッチ操作がブレない。これは地味だけど、長距離ツーリングでは確実に効いてくる。
ただし、万能ではない。スマホの側面に電源ボタンがあると、Xグリップのアームがちょうど干渉して「押しっぱなし」になることも。これは設置角度で回避できるが、初見ではちょっと焦る。あと、パーツ構成が多くて「どれ買えばいいの?」と迷子になる人もいるだろう。セット品を選ぶのが無難。
それでも、振動でスマホカメラが壊れて修理費が数万円…なんて話を聞くと、このホルダーの存在価値は一気に跳ね上がる。実際、私はこのホルダーに変えてから、スマホのカメラが“生き延びている”気がする。いや、気のせいじゃない。たぶん。
ちなみに、取り付けた初日にスマホを挟んで走り出したら、あまりに安定していて「スマホ忘れた?」と一瞬思った。ちゃんと挟んでた。つまり、それくらい振動がない。
🏁まとめ:スマホを守るなら“振動”から守れ