冬ツーリングでの電熱インナーグローブ対グリップヒーター

とにかくバイクで寒さに耐えるために

冬ツーリングの寒さに耐える。体や足はジャケットなどでなんとかなりますがどうしても寒ーいのが手。そりゃむき出しですもの。ハンドルカバーつけてると別ですが、似合わないバイクのほうが大半ですしねぇ。

そこで考えるのが電熱グローブかグリップヒーター。ところが、電熱グローブは良いものはかなりのお値段。安物はAmazonレビュー見ると買うに買えないという代物。そこで最近、流行りだしてきたのがHANDLE KINGの電熱インナーグローブ。めちゃヒートです。これとグリップヒーターを比べてみましょう。

めちゃヒートとグリップヒーターの比較

1.暖かさについて

めちゃヒートの暖かさは手の甲〜指先までとかなり広範囲で温かいです。一方、グリップヒーターは手のひらが暖かくなります。ただし、グリップヒーターは対応グローブでなければ暖かさが届きにくいという点が課題です。また、指先はグリップから話してしまいます。めちゃヒートは手のひらは弱いですが、それ以外の保温性は抜群です。ただしグリップヒーターの良さとしては急激に寒くなったときに緊急的に使うこともできることが利点でしょう。暖かさはめちゃヒートに軍配でしょうか。

2.利便性

車両に取り付けておけばいつでも使えるグリップヒーター。これは便利です。先程書いた緊急性もありますが、オンオフもスイッチひとつで行える利便性には優れますね。一方、めちゃヒートはグローブの下に一枚インナーと仕込まなければなりません。また、バッテリーを充電、さらに繋げると言った手間が発生します。利便性という点ではグリップヒーターに軍配が上がってしまいますね。

3.コスト

グリップヒーターも安くはなってきましたが、メーカー品や私が使ってたエンデュランスの物などは工賃も含めるとそこそこ値段します。

更には複数台持ちとなるとすべてに着けるとなると中々大変なコストになるかと思います。その分、めちゃヒートなら使いまわしできますし、バッテリーもそれほど高くなく手に入れることができます。1万円以内で住むのではないでしょうか?ここはめちゃヒートに軍配が上がるかと思います。

4.着心地

めちゃヒートはかなり薄く、スリーシーズン用のグローブで十分暖かくもなるので、操作の邪魔にならない利点があります。一方グリップヒーターも専用グローブなど使うと着心地はかなり良く、低温まで耐えることができます。この点は引き分けかと思います。どちらがより、寒い温度まで耐えれるか?はわかりませんが、そこまで気温が下がると危険ですのでバイクに乗るのもやめておいたほうがいいと思います。ここは引き分けでしょうか。

5.バッテリーへの不安

めちゃヒート純正バッテリーは低温で5.5時間持ちます。これはロングツーリングする人にとっては短く感じるかもしれません。一方、グリップヒーターはバイクから直接電源を取りますのでこの制限はありません。こうなるとグリップヒーターに軍配が上がりそうですが、最近のバイクはバッテリーが小さくなってきています。その分、バッテリーの電力不足などでバッテリー自体を弱らせる原因になりかねない可能性もあります。こうなるとバイクへのダメージも怖いですよね。

ちなみに私はめちゃヒートに純正バッテリーを使っていません。純正バッテリーは手首にバッテリーが入ります。これを私は嫌いました。重いんですもん。それと邪魔・・・なので純正で延長コードが有るのでこれを使い、容量倍のバッテリーを二個持ち歩くことで、倍の時間を確保できれば御の字と考えました。買ったのは以下2点です。

ちなみにこのバッテリーは大きすぎて手首には入りません。私はジャケットのインナーポケットに入れています。そして配線も邪魔にならないよう、袖口から出すようにしています。

電源に使っている延長コードは気づいた人は気づいたかもしれませんが、1本にまとめるタイプです。万が一、充電がなくなってもスペアを使って温めて、その間に空になったバッテリーを充電しておけば長く使用できるというわけです。

ということでバイクへのダメージを考えるとバッテリーへの不安はめちゃヒートに上がるかと思います。

まとめ

よって私の考察では、めちゃヒート対グリップヒーターは3勝1敗1引き分け。利便性に難は有るもののそれ以外の点ではグリップヒーターに勝ると言えるのではないでしょうか?ただこの利便性に難が有るのもわかります。着けるのめんどくさいんですよ。なのでできるだけ、延長コードや着ける順番の工夫によってそのあたりクリアすれば、グリップヒーターいらずになれるかもしれませんね。

ただし!ハンドルカバーつけてのグリップヒーターは別格に温かいので底とは勝負しないでねw